犬と幸せに暮らすために

dog

現在シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55を読んで我が家の茶々さんと実践中です。

犬のしつけ モノを返してほしいとき
犬のしつけとしてモノを返してほしいときどうするか

自分の考えや価値観だけでは、人間関係はもちろん、ペットとも良い関係は築くことはできないよなーと再認識している今日この頃です。

ミランさんの考え方を読んで、感じたことを綴っていきます。

今回は参考図書の2章にある犬のおきて5か条をみていきます。

犬のおきて五か条

犬は本能の動物だ

【本能】と聞くとどんなことが思いつくでしょうか。

急に噛みついてしまうとか

無駄吠えしてしまうとか

小動物を追いかけてしまうとか

どうも仲良く暮らすために(というより人間社会で共存してもらうために)若干ネガティブな要素が含まれるような気がします。

一方で本能による犬の素晴らしい能力を垣間見れるような気もします。

本の要約は

犬をめぐる問題を人間の視点で説明しようとすると、犬との関係に支障が出てくる。

~中略~

野生動物の世界では、~中略~ 群れのメンバーが落ち着きをなくしても無視されるだけ。

あまりにひどくて被害が及びそうになったら、群れを追い出される。不安定なエネルギーを受け取ったときに動物が見せる本能的な反応は、人間とは正反対なのだ。

シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55より

はっとさせられる内容です。どうしても犬がニコニコしていたり、喜んでくれているように見えても

人間がそのようにみえても、実際はそうではないかもしれません。

帰ってきたときに犬が喜んでくれているときは、実は興奮しているだけなので

本当は無視しなきゃいけないと聞いたことがあります。。

実際の犬の本能を理解することの重要性がわかってきました。

犬はエネルギーがすべてだ

エネルギーがすべてとはどういうことでしょうか。

いまいちよくわかりませんので読み進めてみます。

エネルギーとは「相手が今そこに存在している気配」と言い換えてもよいだろう。

~中略~

ハンガリーのブダペストにある中央ヨーロッパ大学認知発達センターが行ったもので、アイコンタクトといった言語外の合図に対して犬が見せる反応は、人間でいうと二歳児レベルだということがわかった。

~中略~

犬は私たちが思っている以上にエネルギーを感じ取り、言葉以外の態度やふるまい、つまりボディランゲージに敏感に反応している。

シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55より

犬は二歳児レベルの知能があるという話は聞いたことがありましたが。本当に賢いのですね。

エネルギーというと非論理的というか難しく、頭が固くなってしまった自分には理解が難しいところではありますが、なんとなく、想像以上に人間の心とは言わないまでも感情や思っている行動を受け取っているのかもしれません。

ちなみに茶々に目で「それちょうだい」とアイコンタクトしたら慌てて落ちている靴下を咥えて持ってきたので、間違いなく言葉同様にエネルギーとやらを感じとっているようです!

犬はあくまで動物だ。犬種や名前はその次の話

上記2節までなんとなく理解したところで

この説の言いたいこともなんとなくわかる気がします。

~中略~ 守るべき順序が存在する。

一番初めに来るのは犬が「動物」であるということだ。次に、タイリクオオカミの一亜種である「イエイヌ」という学術上の分類がある。さらに「犬種」の区別があって、最後に「名前」が来る。この順序を逆にして、愛犬の「名前」をいちばん上に持ってきてしまい、犬が動物であるという事実を後回しにするのは、人間がよくやる過ちだ。

シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55より

確かになんとなくわかっている気になっていたけど

動物という事実よりうちの子は、、という考え方をしていたかもしれない。。

犬は感覚で現実を理解する

「感覚で理解」なんとなくこれもわかるような、しかし感覚で理解していない気がする私には理解できないような内容の気もする。

人間はもっぱら視覚を通して世界を経験する。~中略~ 

犬に見えているのは ~中略~ 灰色の世界だ。~中略~

私たちが”見る”世界を、犬は”嗅いで”いる。初対面に抱く第一印象も同じこと。

私たちは見た目で判断するが、犬は臭いで判断する 

シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55より

この節を読んで、やはりなんとなくわかっていたようで全然でした。

どうしても初対面も含めて、犬と会うと、人間的に目を見て、触りたくなってしまうけど

犬目線で考えると失礼であったり危険な奴そのものかもしれません。

かなりの反省点です。この節では帰宅時に興奮している犬に対して、目を見ず、声をかけず、触らずとあります。私は正反対ですね。。。

犬は社会的動物である

これはなんとなくわかる気がします。

猫と違って人について従順な点はまさに社会的であると思います。

~中略~

群れで生活するオオカミの社会性は、犬にしっかり受け継がれている。

~中略~

群れの中には役割があり、秩序がある。その秩序を人間が知らないうちに変えるようなことをすると、犬は情緒不安定になる。たとえば群れの後方でのんびりやりたい性格の犬に、パック・リーダーや警備犬をさせてたりしてはいけない。

シーザーミランの犬と幸せに暮らす方法55より

群れの役割と秩序。大事ですね。自分が普段と違う行動をすると犬は困ることになるのでしょう。

この章のまとめと感想

改めて、ではなくハッとすることばかりでした。

どうしても人間(もっというと自分)目線でしか結局考えれていなかったのだと気づかされました。

犬と幸せに暮らすため、犬目線で考える。そのために犬のことをもっともっと知っていこうと思います。次回も本の感想を書いていきます。